「PTA広報応援委員会!」って?
PTA広報の制作作業を、バトンタッチではなく、
二人三脚でお手伝いする「委員会」です。
お手伝いするのは私です。
ゆい まゆみ (egg design)と申します。
もともとフリーランスのグラフィックデザイナーで、今はオットの造園業に吸収合併され(?)そこのグラフィックデザイン事業部の人になりました。
ふだんは、こういった仕事をPTAの委員だけでなく、仕事として外部発注を請けています。
二人いる子どもが小学生のときに、初めてPTAの広報委員会というところに属したときから、直接委員をやってないときもなんだかゆるゆると携わっています。そんな中、いろんな方のお話を聞く中で、この委員会は皆さん本業でもないのになんて専門的なことを要求されるんだ!と驚きました。
そして、中にはかなり無理を強いられている学校があることも。
PTAの広報委員会は無茶ぶりすぎると思いました。
今まで広報とか取材とか印刷とか、まったく触れたことのない、
「うっかりジャンケンで負けて広報委員になっちゃった…」
「一子一役だからとりあえずやっとこうかと思って…」
という保護者の方々が集まった4月。
誰か一人でも、少しでも、分かる人がいればラッキーですが、全員が「右も左も分からない」というところも少なくないですよね。
それなのに「なるべく早めに先生紹介号出してくださいね」なんて引き継ぎをされる。
引き継ぎの内容も説明されるだけじゃちんぷんかんぷんだし…もう、途方に暮れちゃって、なんてお話しをあちこちで聞きました。
私が初めて広報委員になったとき。
私は普段、仕事でこういうものを制作する立場にあるので、制作の要領は分かりましたが、その私が聞いていてもハッキリ言って「無茶ぶり」でした。(笑)(いや、笑いごとではないのだ…)
仕事でもこんなタイトなスケジュール請けません!
PTAは無報酬。楽しんで
「出来ることを、出来るときに、出来る人がやる」のが前提。
PTAなのですから、もちろんのこと「仕事」ではありません。
子どもの「職業体験」でもありません。
それなのに、自分の仕事の時間を割いてまで、何度も何度もレイアウトだの版下指定だのワケの分からないことに費やし、どうしても仕事で日中できない人は徹夜までするはめに。
そんな本末転倒なことはできることなら避けたいですよね。
私は、PTAで「苦行」をすることは無いと考えます。
「子どものために」と言われるPTA活動なら、なおさら「楽しむこと」が大事。
そして仕事じゃないのですから「出来ることを、出来るときに、出来る人がやる」くらいでないと、一年終わったときに辛い思い出ばかりになってしまいます。
広報はなんだか専門知識が必要そうだ。
とりあえず広報委員になったものの…引き継ぎをしたらよくわからないことばかり。
春から気が重くなりますよね…。
もし、そういった部分の仕事を「やってみます!」と言ってくれる委員さんがいなかったら、多くのところは「みんなで大変な部分は分かち合わないと」ということで、学期ごとにチームに分けたりして、レイアウトのレの字もわからないのに徹夜して、挙げ句「ここに写真もっと入れたら」「いや、むしろ多すぎでしょ」「文章増えちゃったんだけど」とかいろいろ言われ、ひっそり泣いちゃう人がきっと出てきちゃいます…。
つらい、つらすぎる…!
ややこしい部分は「出来る人」に任せちゃおう。
そんなややこしい部分、きっと右も左も分からない人が、仕事にも影響しながら一週間かかっちゃうところ、プロならもしかしたら数時間〜一日くらいの作業かもしれません。
よくある印刷屋さんのPTA広報サポートを見ると、「レイアウト用紙に割り付けしてくれたら、こちらで印刷用のデータ作りますよ」というところが多いみたいですが、実は現場で委員さんが困る部分ってこの「レイアウト(割り付け)」部分なのではないでしょうか。
応援委員会では、できるだけ広報委員の皆さんのつらい思い出を軽減したい。
なので、だいたい企画が決まった段階でレイアウトをご提案し、作業のバトンタッチではなく、二人三脚でお手伝いしたいと考えています。